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2015年金華山カジキ情報 6月23日 <ボート釣り情報TOPへ>
2015年カジキ情報のスタートです。金華山海域は、昨年の156本を超える釣果を期待できる海況になっています。
23日、調査釣行は「恵比寿丸」と「サクライ」の2隻です。持ち帰りはありませんが小さめのマカジキ「新芽カジキ」多数です。
23日早朝にあった金華山前の「イルカの大群」は帰りの午後3時過ぎもたくさんいました。いい兆候です。
大き目のシーラもたくさん入っています。 
「サクライ」 ヒット・チェイス多数回、ファイト2回、全て新芽カジキとのこと、シーラキャッチ4本か5本
「恵比寿丸」 チェイス4回、ヒット2回内一回ファイト(10分程度) 30Kg弱の新芽のマカジキをギャフをためらいタグを考えたけど・・・・タグを積み忘れていました。
捕って帰るのをためらい写真だけでもと片手でビルをつかんでいたら復活あばれバイバイというわけでタグも写真も無く「ファーストマーリン」にはなりませんでした。
以下、海況案内と新芽カジキ対応策です。
 昨日2隻の調査エリア            38−10〜38−16 141−52〜142-05
 エリアの表面水温              朝一の7時頃は、20°前後〜20.5 10時過ぎには21.6°範囲広がる
 (水温分布図は21日のもの利用)
 調査エリア
 この日は沖出しすると降温
 潮流方向は狭いエリアでも多方向
 水深50m弱に潮境ある魚探反応継続
 鳥少ない、まとまってあったのはシーラ
 強く大きな潮目無く、弱い潮目のみの日
 水色は申し分なし
 
 気象庁の22日の資料・・・・「恵比寿丸」船長は常に参考にしています。
表面水温 水深50mの水温
 
 0.2ノットを超える海流を→であらわす。黄色赤は早い。 すごく参考になります。日々変化します。
6月19日〜22日の漁海況
金華山東30マイルエリアはカツオ漁場
 
23日の水温分布を表示 今後の予想として、全体に昇温継続し、金華山前には条件の良い潮が継続する見込み
 
新芽カジキで始まる6月は、久しぶりです。20年来で3回程この様な始まりがありましたが、こんな潮の時の真夏には大型クロカワがいっぱい回遊しています。 
新芽カジキが多い時、タグアンドリリースのチャンスです。優しくボートへ載せて、横抱きしての撮影もチャンスです
   「恵比寿丸」船長の新芽対策 
新芽のカジキは、フックアップしないチェイスが多く、フックアップしてもブレイクしやすいので以下のような思考と対策をとっています。ただし、新芽でも活性が非常に高い時は、最初から口をつかってきます。 
船速  船速は遅めで、5ノットから6ノット前半にしています。チェイスの瞬間はデットスローにしています。
  カジキはもともと口を使い泳いでいる魚をくわえるのは苦手と考えています。
  チェイスだけの時やカジキがルアーへ近づいたら見失ってもボートの下へいてついてきている想定をしています。
ルアーポジション アウトかセンターに来るのがほとんどなので、直曳きも含めて遠目に1ヵ所に集めるポジション設定しています。 ヒコーキも使用します。ベイトが群れて泳いでいるイメージづくりです。
ルアー アクションと色系の異なる小さいルアーチョイスです。全長15〜25センチ程度で小さいアクションのものを多用し、海松や鹿角系も必ず流しています。
エリア 新芽は集団行動のイメージです。同様条件海域にはいたるところに無数にいると想定しています。
  今の金華山エリアは水深50mに潮境があるのでその範囲を海面から1時間周期程度で上下に行き来していると考えています。表層にベイトが多い時はこの限りではないとも思考しています。
BOL北日本、くろしおFCでは、タグアンドリリースを推奨し始めています。今季はチャンスと思います。 
いいシーズンスタートです。今季も「金華山カジキ情報」へのお付き合い宜しくお願いします。