塩竈市浦戸「寒風沢湊緑地整備」東日本大震災10年復興祈念事業
東日本大震災から10年となる2021年3月11日までに何かできないかという思いで塩竈市寒風沢島で緑地整備に取り組みました。
企業としての社会活動の紹介はSDGsの観点から積極的に紹介すべきですという勧めを受けて主に大震災後の活動を今後アップしていきたいと思います。
画像は2021年夏です。2020年春からの緑地整備のいきさつ、工事等の紹介をさせていただきます。
2021年7月には2月に施工した芝がそれらしく見えるようになりました。
寒風沢島から望む松島湾です。
寒風沢島から望む塩釜湾です。画像中央が湊緑地整備域です。
大震災で右側区域の住宅地は無くなりました。江戸時代は特ににぎわった区域です。
緑地整備前は雑草に覆われ、嵩上工事で周囲より0.7m低い窪地になってしまいました。
寒風沢島が物流拠点として栄える港としての機能造りの基となった人だそうです。
今も寒風沢には長南さんがおられますが、塩竈市内にも大勢の長南さんがいます。
私なりに勝手に湊緑地は、ほぼ画像中央の御番所付近と想像しています。
さて、2020年12月、マリーナお客様の土地と塩竈市の土地少しを入れて土地形を決めて工事開始です。
寒風沢の区長の協力理解を頂き地主(お客様)から利用許可を頂き、更に桜の木を植えるため塩竈市の教育委員会からの許可も頂き土建屋さんに変身しました。
復興土木工事に入っていた会社さん、護岸工事のクレーン屋さんからもご協力いただきました。
㈱くろしお北浜マリンベースの総務担当者も土建屋さんに変身です。2020年12月
お隣の会社東北重機工事さんには盛土の山砂を入れてもらい更に重機まで貸して頂きました。2021年1月
水道工事や電気工事の下準備、手続き事業者手配の際も皆さん積極的にご協力頂きました。
私のミニパワーは、細かな作業向きで仕上げ工事や植栽工事に最適です。2021年2月
ガーデンハウスは、基礎無なのでSUS製ベースで対応しました。2021年2月
2021年2月中旬、ようやく整地となり、桜3本と芝張りの準備OKとなりました。
芝張りも植栽も水が命です。上下水道も開通しました。
2021年2月下旬、陽光桜を3本無事植えて、芝張り必死です。
芝張りもきつい作業でした。何せもうじき震災から10年です。
芝張り、上から見るとちょっとアートっぽい、いい感じです。
2021年2月27日、張った芝へ栄養剤散布中です。
ご協力頂きました皆様のご紹介です。今更ながら大変ありがとうございました。
2021年3月6日、10年の節目まで残り5日、花壇への植え込み開始です。
2021年3月11日を迎えました。
湊緑地ならではのガーデンハウスです。ベース周囲のレンガもほぼ張り終え体裁が整いました。
植樹した桜の花芽もはっきりしてきました。メインの桜植樹は311に間に合い4月開花もOKの雰囲気となりました。
2021年4月、区長のリクエストだった陽光桜は無事開花しました。
周囲の工事はまだまだですが電気工事も終わり次は花壇とフェンスの工事です。
2021年夏、無事緑地らしくなり、島の方々にほめられてホットしました。
島の人たちも、島を訪れる人たちにも人気のガーデンハウス、周囲が緑のグラデーションでイメージアップです。
2021年秋、ガーデンハウス南側の花壇はクリスマスローズ、無事根付いて咲いています。
2021年秋、島の方々からイルミネーションのリクエストがありました。
2021年11月中旬、緑地専用のポールを造り設置しました。翌年1月中旬まで点灯です。
島の人たちから喜んでもらい、更に来年は上に星をつけてのリクエストあり、わかりましたとお答えしました。
私としては中々の出来と自己満足していましたが、スター無はちょっと手抜きだったかと反省です。
2022年春、寒風沢湊緑地は陽光桜、芝桜や水仙、クリスマスローズ増えいろんな春の花が開花
芝生も色が出始めました。全て無事に根付き緑地といえる様相となりホッとしました。
島の方々はみんな花が大好きです。いろんな評価、アドバイスもあり憩いの景観になりました。目的達成の感です。
クリスマスローズも見事に増えて咲いています。いい土と入れ替えたことも功を奏して緑地自慢の花壇です。
2022年春、この桜の幹が倍くらいになるには5年程度かかりそうですが、それはそれで楽しみの一つです。
2022年12月、イルミネーションポール先端へ星を追加しました。(画像は島民の方にLINEで送ってもらいました)
緑地の手入は続きます。継続を会社の使命として楽しみたいと思います。
㈱くろしお北浜マリンベース代表 鈴木雅博