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クロマグロ捕獲注意・規制を知ってルールを守りましょう

クロマグロ資源管理のための捕獲規制ルールから10年経過したと思います。遊漁船や遊漁者すべてにこの規制は摘要されます。クロマグロ採捕許可のある専業漁船は別枠で実績により採捕量が決められています。

昨年冬からこの春まで全国各地でクロマグロが増えているようです。間違って釣れることもあります。

画像は2006年金華山海域、YF23で間違って釣れたメバチマグロです。

2006年7月27日金華山海域、このメバチマグロは111kgでした。2006年はクロマグロ218kgも間違って釣れました。

クロマグロの採捕規制のポスターです。この期間中であっても捕獲量に達した場合、期間内でも捕獲禁止になります。

R5年4月1日からR6年3月31日クロマグロ採捕規制

下の船は私が2年前まで乗っていた漁船です。MG漁船登録Noの後ろに沿岸クロマグロの登録番号があります。

水揚げ実績はごくわずかだったので今は返納済です。

遊漁者は30kgを明らかに超えるクロマグロなら一人一日1本OKですが期間中の採捕枠を超えた場合は採捕禁止となります。

クロマグロの規制は随時更新されますので釣行の際は事前確認が必要になります。

OK期間中に30kgを明らかに超えたクロマグロを釣り持ち帰った場合、必ず、5日以内に水産庁への報告が必要です。

遊漁採捕量報告

明らかに30kgオーバーと画像認識できないクロマグロ釣果のSNSアップは決してあってはなりません。誤解を招きます。

〈間違って違反となる期間や30kgを超えていないクロマグロが釣れた場合のリリース方法の参考以下です・前提は必ずシングルフックであること〉

〇船べりでフックを外せれば外す。フックを飲んでいる場合のほとんどが引っ張ると出てきます。出ない時は、リーダーを可能な限り短く切断しリリースする。

〇キャッチ&リリースの場合、マットレスを海水で浸し散水ポンプは回したままとして、取り込んだら腹を上にして口へ散水ホースを入れてフックを外します。

 マグロカツオ類は腹を上にすると30秒程度はじっとして動きません。できるだけ速やかに海中へ戻します。

【仙台湾金華山海域でルール違反が明確になった場合、どうなるか、私の想像を以下述べます。】

1.全国のクロマグロに関わる遊漁船事業者への迷惑行為となります。

2.仙台湾金華山海域が監視強化区域となり、水産庁や県の漁業取締船、海保巡視船、海保ヘリなど、指導臨検などが日常になると思います。

3.違反行為の疑いがある場合、海上だけではなく、港で待ち受けブロックにした切り身を積んでいないか臨検を受けることになります。

   VHF無線の会話も全てワッチされています。 2.と3.のことは他の区域で実際にあった事例です。

私としては、仙台湾・金華山海域が取締監視強化の海域になってほしくはありません。他のゲームフィッシャーへの大きな迷惑行為となります。

北浜マリンベースで海保や警察が疑いのあるボートの帰港を待ち受けるなどという事は、私としては悪夢です。

マグロ資源が回復傾向にあるある今、採捕枠が増えることを願い、みんなで我慢、規制ルールを守ってください。お願いします。

㈱くろしお北浜マリンベース代表 鈴木雅博